2012年03月01日

立ちどまるなふりむくな ~屈辱の地獄研修



沢田研二 「立ちどまるなふりむくな



今までの人生の中は、「立ちどまるなふりむくな」の人生でしたが、

今年だけはどうしても、立ち止まって振り向きたいので、

今夜から、この時間はそんな特集ですので、スルーして下さい。



パソコンに詳しい友人にホームページを作っていただき、

自分の思いをメールで送り、編集をしていただきました。

まさにこれがブログの始まりだったのですね




’00年1月 “屈辱の地獄研修”

私にとっての屈辱の4日間の研修に行って来ました。これが2月、3月にもあると思うとゾットします。私には人並み以上のプライドがあります。しかし今の自分にはそのプライドを捨てる勇気がありました。とは言え辛かった。

研修メンバーはディーラーの保険担当や店主の息子、しかも現役の研修生数名の使用人は、まだこの業界に1年の経験のないひとばかり。そんな中でどんな思いで研修しろというのか?中には私が指導した後輩や店主が、私の講演を聞いたという人もいました。

他の研修で来ていた三井海上の管理職の方々から会う度に『講演にきたのですか?』と、何人もの人に言われ、その度に弁解をして、情けなくなりました。
でも素直にいい勉強になりました。研修の中身より、その場から抜け出さなかったことが。

あと2クールもすべてを捨てて行くと思います。(ただ忙しい中4日間はキツイ)もともと生保については、独立時に2年間経験しましたし、奥の深い物で片手間でやるべきではないことと、まして2足のワラジを履いてやる程甘くないとの考えで要望のあった方のみ販売してきましたが、よく考えたら今後積極的に売るかどうかは別に、本当の意味でのコンサルタントセールスの出来ない私に契約を下さった方に失礼に思いまして、今回の使用人研修に応募する決心となりました。

知識もなく、ただ資格を持って、会社に言われ、手数料がいいからと無責任に取り扱う、
そんな代理店にだけはなりたくはない。いい加減な代理店で自動車保険をつけている人を見て、いつも可哀想と思ってきました。しかし今回は私自身がその立場に立たされていますので、お客様のためと言う前に自分のために頑張りたいと思います。

流石に私の身近にいるTさんだけは、今回の勇気に敬服すると言って下さり、刑務所から出た思いでしょうと『お務めご苦労様』と出所祝いの言葉を言っていただけたのには、泣ける思いで嬉しかった。“生涯勉強、努力あるのみ” つくづく、いやな言葉です。






’00年2月 “生保使用人研修第二クールを終えて”

24日夕方無事2度目の玉川刑務所から仮出所致しました。前回1月に比べ務所暮らしにも慣れたせいか今回は違和感もなくすんなり、自首入獄出来ました。今回から体罰とも思われる屈辱のロープレが待っていましたが、予想以上にすんなり出来、不安どころかむしろ自信を持って帰って来れました。

今回は夜刑務官(講師)との懇親会があり、複雑な思いのある中ご機嫌伺いの酌回りもしてきました。かつては、後輩研修生や低迷代理店相手とは言え、生意気にも教壇に立つたり、名刺交換、挨拶回りを受けたことのある自分にとって屈辱感や自己嫌悪に陥る自分を想定していましたが、その点も素直に学ぶ意識が強かったのか、何の抵抗もなく過ごせた自分に成長感を感じました。

とは言え、たとえ専門職の刑務官(講師FPステージの社長)といっても自分より年下の見るからに自信満ちあふれた口調の話を聞いていると本当に頭に来ます。しかし今の自分には戦う武器(知識)はありません。でもいつか見返す思いで机の下の握り拳で納めて帰ってきました。この思いを忘れないことが今の課題であり、今後のテーマでしょう。

それにしても、思った以上に生保の道は奥の深いもので、よく言われる‘生保のおばちゃん達’も本当に公的年金や税務の知識を持って販売しているのかつくづく疑問に感じて来ました。私の生保への消極だったところはもともと自分の考えの中に《生保は片手間で売るものではない》との決め付けがあり、積極的動きをしなかったことと、もう一つ《公的年金、税務知識のない者は販売資格がない》と思っていたからです。

しかし今回のプライドを捨てチャレンジ中の研修で目的でもあり、予想もしていたことですが、実際よくわかったのは、税務知識等は生保販売に限らずこの保険業界で生き残る以上避けて通れぬ登竜門と感じました。今まで恥ずかしくもなく、プロ代理店とか総合保険と口にしてきた自分が“穴があったら入りたい”情けなさに感じます。もっと自分を虐めれば、今の立場は、その辺の自動車保険を売るだけの車屋代理店とまったく変わらない。

以上、置かれた立場に気付いただけでも、今回の研修の成果は有意義に思えます。
そしてもう一つは、自分が4日間いなくとも事務所は回ること、4日間いないことで従業員が成長することを前回そして今回痛切に感じました。こんな意味合いで3月の最後の玉川刑務所のお務めをして来たいと思います。

今回『使用人に限り』を強引にも認めて下さった会社側の方々はこの成果をすぐの数字でしか認めていただけないでしょうが、4日間も刑務所、しかも独房に入ればそれ以上の収穫を得られるものと感謝致しております。



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Posted by オレンジ~おや?方? at 22:00 │ひとりごと